こんにちは!アマミモチコです。
常念岳〜大天井岳〜燕岳(北アルプス)2泊3日縦走の2、3日目です。
1日目はこちらです。
2日目の山行記録
5:00 起床。
1日目に続き、最高の天気です!
どうですか、テントを開けると、この眺めです。
憧れのモルゲンロートを拝みました。ありがたや〜〜
朝食のメニューはロールパン、カップスープ、カルパスです。
タンパク質を持ち込みにくい山ですが、粉タイプのプロテインやカルパスやジャーキー、魚肉ソーセージやチーズかまぼこは常温保存OKな場合が多いです。
プロテイン以外、下界では「おつまみ」ですが、山の上では貴重なタンパク源です。やっぱりたんぱく質、摂りたくなるんだよねえ。おつまみつよい。
粉のプロテインに関しては、山の上では扱いにくいんですが、入山前や下山後用に持参しておくと良いですよ。
プロテイン、運動で疲れた体に、めちゃくちゃ染み渡ります。たまらん。
身支度をしてテントを撤収しますが、その前に日焼け止めをテントの中で念入りに塗りたくります。
山の紫外線は本当に強く、あっという間に焼けてしまうので、かなり注意が必要です。
女性は特に、メイクをしたい場合もあるかと思いますが、荷物になる上、
化粧品の匂いは蜂などの虫を寄せ付ける危険性がありますので私はおすすめしません。必要最低限にしましょうね。その辺りのことや、荷物の軽量化について書いた記事はこちら。
朝の清々しい空気を満喫しながら写真を撮ったり、小屋で素敵なピンバッジを購入しました。
このピンバッチは小屋のおかみさんのご友人が作っているそうです。
超可愛くないですか?私も友人ももちろん購入!!地図柄になっている箱もかわいい。
2種類ありましたが、迷いに迷ってこちらを選びました。
記念のお土産にいかがですか?※2018年7月時点での情報ですので、取り扱いがなくなっていた場合ご了承ください。
7:00 常念小屋を出発。横通岳方面に向かいます。
気持ちの良い道が続きます。
道中、「高山植物の女王」と呼ばれる、コマクサの群生地がありました。
女王と呼ばれる理由は、他の植物が生育できないような砂礫の厳しい環境下で咲くことから、
だそうですが、この可憐ながら凛とした姿もさながら女王のようですね。かっこかわいい。
間も無く大天荘というところで、ライチョウの親子に会うことができました !
前回の記事で、大天井岳周辺はライチョウの生息地として知られていることに触れましたが、本当に出会うことができて感激です!
親鳥はなんとも粋な姿で格好よく、ヒナたちはまだホワホワしていてとても愛らしかったです。写真は親鳥です。
ライチョウの後ろに見えているのが目指す山荘と大天井岳のピークです。
11:00 大天荘到着。素敵な山小屋で、おしゃれなグッズもたくさん売っています。手ぬぐいを購入しました。
11:25 大天荘で昼食。山菜うどんです!こちらのうどんですが、もう、最高に美味しかったです!!お出汁の効いたおつゆが疲れた身体に染み渡ります。ああ、もう一度食べたいなあ!!大変におすすめです。
11:50 大天井岳山頂へ出発。貴重品以外の荷物は小屋に置かせてもらい、山頂へ向かいます。山頂までは、標準ペースで10分ほどです。
12:00 山頂到着。やあなんという絶景!!!!
今回の山行の最高峰で、標高は2,922mです。
素晴らしい展望で、疲れも吹っ飛びました(気持ち的には。足は痛い。)
12:30 大天荘に戻る。再び重たい荷物を背負って、燕岳に向かいます。
13:00 喜作レリーフを通過。
小林喜作は、大正9年頃に槍ヶ岳方面への新しい登山道「喜作新道」を切り開いた人物です。
猟師であった喜作さんは、普段猟に使っていた険しいルートを切り開き、新しい登山道を誕生させたそうです。ありがとう、喜作さん。
燕岳に近づくにつれて、面白い姿の岩が増えていきますが、
この頃にはもうライフが限りなく0に近くてろくな写真がなかったです。
15:20 燕山荘到着。やったー(激しい疲労感)
テントの受付をしてもらい、設営に向かいます。のんびり到着したので、だいぶスペースが埋まっていました。やはり、燕岳は人気です。
到着時点で友人が若干風邪気味だったこと、私は日中の日差しで目があああああとなり頭痛があったこと、天気があまり良くなかったことから、燕岳山頂は今回はパスすることに決めました。体調や天気を見極め、決して無理をしないことが大切だよね、うん。
悔しいけれど、いずれリベンジしようと思います。
だいぶ寒くなってしまい、友人も私もテント内で仮眠を取りました。天候も悪くなってきたため、ほぼテントでまったりと過ごし、夕食はカップ麺で手早く済ませて早々に就寝です。
寒いしたくさん汗をかいたので、そろそろお風呂に入りたいな・・・。
3日目の山行記録
6:30 テントを撤収し、出発。
・・・雨です。こうなるともう人間、カメラを出す気も起きませんね。撮れた写真は途中で立ち寄った合戦小屋でのたった1枚だけでした。
しかも無理やり撮ったので投げやり感がすごい写真です(笑)
7:15 合戦小屋到着。こちらの小屋はスイカが名物で、楽しみにしていたのですが、肌寒く、濡れそぼっている中でスイカを食べる気にはなれず・・・。やはり燕岳はリベンジだなと固く誓いました。食べ物の恨みはなんとやら・・・?暑けりゃ絶対うまいに違いない。
かなりの雨脚で景色や植物を楽しむ余裕もなく、すたこらさっさと下山します。早く乾いた場所に辿り着きたい一心です。これ、全身ふやけてんじゃねえべか?って何度か思いました。
途中、足を滑らせて骨折してしまった人がいました。(燕山荘の従業員さんが背負って救助されていました。)
雨の山はいつも以上に怪我をしないように気を張りますし、雨の中歩くという行為は想像以上に体力を消耗しますね。
登ってくる方にも出会いましたが、時には撤退する勇気を持つことも必要だなと思いました。無理しちゃ、ダメ。
9:00 無事下山!
中房温泉(なかぶさおんせん)到着。温泉に入る前に、はやる気持ちを抑えながら濡れた衣服などの始末をします。泥や水で施設を汚さないように気をつけます。
そして、ついに入浴!!!
ちゃぽ〜〜ん・・・・
はい最高。久しぶりの入浴、すっきりさっぱり大満足!!
そしてそして・・・ビールで乾杯!!プッハ〜〜〜!!
この1杯のために歩いてきたのだとさえ思えますよ。
「激しく美味いね」と友人。おっしゃる通り。
帰りは行きと同じく、毎日あるぺん号で帰路につきました。行きのバスと同時に帰りも予約しておいたので安心です。
快適な帰路となりました。
重宝したものシリーズ
朝の支度で重宝したもの
清浄綿
水だけで湿っているものを選びました。清浄綿は赤ちゃんのお肌ケアにも使われるアイテムで、
滅菌されているため、顔を洗う代わりにこちらで拭けます。
もちろん、身体や、コンタクトレンズを装着する前の手指にも使えます。水だけで潤っているため、べたつかず快適です。
寒い時に重宝したもの
ナルゲンボトルに沸かしたお湯を入れ、湯たんぽにしました。熱湯は危険ですので、ある程度冷ましてから使ってください。
そして、こういう時に飲むココアは本当に美味しかったです。スティックで小分けになっているインスタントココアがおすすめです。
雨の山行で重宝したもの
ゴアテックスのスタッフバッグ(小分け袋)はカメラなど電子機器と下山後の着替えを入れるのに役立ちました。ジップロック袋と二重にするとさらに安心感があります。
最後に
2回にわたって常念岳〜大天井岳〜燕岳2泊3日テント泊縦走についてお伝えしてきました。
今後登る方の参考になれば幸いです。女性ならではの目線で今後もレポートをして行きますので、よろしくお願いします!
それではまた!無理なく安全に、山登りライフを楽しみましょう!
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