さて今回は、女性が登山する上で荷物を軽く小さくすることの大切さ、実際にどういう工夫ができるのか、について書いてみたいと思います。
なぜ軽量化が必要か
まずは、なぜ軽量化がそこまで大切なのか、考えてみましょう。
一度山に入ると、そこからは完全に自己責任の世界になります。
ですので自分の荷物は自分で持つことは当たり前、そして、下山して自宅に帰るまで荷物の重さはず〜っと負荷としてかかってくる訳です。
いくら歩き疲れていても・・・。
そういう訳で、山登りをする時には、必要以上に大荷物になることは避けなくてはなりません。
想像以上に「重量」は負担になりますので、軽いに越したことはないのです。
家で背負ってみるといけそうでも、標高が上がると結構キツかったりするんだよなあ・・・
一般的に、2泊3日テント泊に必要なザックの容量は50〜60リットルが目安と言われていますが、
実際にそんな大きな荷物を背負い、何日も険しい山道を歩くのはかなりきついと思います。
私は身長150cm程で小柄なので、60Lなんて背負うだけで一苦労です。
ちょっと悔しいですが、
男性と比べ、女性は筋肉量や筋力が少ないのは仕方のないことです。
もちろん普段から山に向けたトレーニングはしておくべきですが、努力でカバーするのにも限界がありますよね。
・・・いや、かなり悔しいですけども!
最近は衣類やザックは女性用のものがたくさん出ていますのでそれらをを選べば良いですが、(やっぱり女性用の方が着用感も断然良い!)
クッカーやテントなどのギア類は男性と同条件のものを持って行かねばなりません。
したがって、余分な物を減らし、かさばるものは収納の仕方を工夫して、なるべくコンパクトにする必要があります。
実際、どんな風に軽量化すればいいのかな〜
本当に必要なものかよく考えてパッキングするべし!
では実際、どうやってコンパクトに軽量化すれば良いのでしょうか。
まず断言しますが、工夫次第で荷物は大幅に小さくできます!
私は実際に夏の北アルプス2泊3日テント泊をした際、30リットルのザックと小さなサコッシュで事足りました。
先ほども書きましたが、一般に2泊3日には50〜60リットル必要と言われていますので、かなりの軽量化と言えるのではないでしょうか。
ただし、食べ物、飲み物、レインウェアや救急キット、地図や防寒具など絶対に備えておかなくてはいけないものは、削ってはいけません。
命に関わる持ち物までそぎ落とすことがないように注意しましょう。
さて、具体的に軽量化できる例として、
- 化粧品→日焼け止めとリップクリーム、化粧水など保湿液は持つが、メイクアップ用品など、他の化粧品は最低限にする。時間的にも、環境的にも、ばっちりメイクは必要ないと私は思います。
化粧品の良い匂いには蜂とか虫が寄ってきちゃうよ!
- 汗拭きシート→パッケージ丸ごとではなく、少量をジップロックなどに移して持ち込む。
- レトルトカレーなど→外箱から出して持ち込む。作り方などが箱に書いてある場合は、スマホで撮影しておくと良い。
- 財布→普段持ち歩いているような大きな財布は不要。小さく軽量なポーチなどに移し換える。ポイントカードなど、山で使わないものは入れない。
- 生理用品→ナプキンよりもかさばらないタンポンを使用する。しかも長時間使用できるのでなかなかお手洗いのないような山には最適。使ったことのない人は説明書をよく読んで、着用の練習をしてから持って行ってくのがおすすめです。
- かさばる衣料品→圧縮袋を使ってかさを減らす。圧縮するとパッキングもしやすくなる。そして、必要以上の衣類を持っていかない。
などがあります。
それから、複数人で行く際には荷物を分担して持ち寄れば、不要な重複を避けることができますので、事前に打ち合わせておくと良いですよ。
余談ですが、私は好物の1個ずつ小分けになっているチョコ入りマシュマロ(○印良品のやつ)を標高の高い山に持って行ったとき、
気圧の関係でパンパンに膨らみ大変にかさばるマシュマロに変貌してしまったという失敗をしたことがあります(笑)
でもどうしてもあれが好きなので、次回からは全部開けて大袋にまとめました(執念がすごい)。
よく考えたら、かさばるなと思った時点で全部開けちゃえばよかったな。
まとめとおすすめ商品
要するに、
①代用できるものを重複して持っていかない
②できるだけ小さく軽くなるように工夫をこらす
ということです。シンプルですが、かなり大事なことです。軽量化やコンパクトなパッキング方法を考えるのは、慣れるとかなり楽しい作業ですよ!
なんとなく、うまくお弁当詰められた時みたいな達成感あるよね〜
「いや、当たり前じゃね・・・?」というツッコミもありそうですが、実際行ってみないとわからないことも多いので、私の経験を元に記事にしてみました。
それと、登山用品は軽量化や使用感をかな〜り考えて作られているので、少しお高かったりしますが、一式買うことをおすすめします。(シューズに関しては、実際に試し履きしてから購入しましょう。)
意外と下着などは普段のものを使う人が多いのですが、ちゃんとアウトドア用の物を着ると格段に快適だし、かさばらず最高ですよ!(特にブラジャー)
当ブログでは、他にも登山関係の記事を載せていますので、ぜひ読んでみてください!
それではまた!
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