こんにちは!アマミモチコです。
今回は7月下旬、北アルプスの常念岳〜大天井岳〜燕岳の三座を2泊3日テント泊縦走した際のレポート、その1です。長くなったので2回に分けました。
これから登る方への注意点やお役立ち情報をお伝えします。一応、趣味が写真なので、少し多めに載せちゃいました。
参考までに私のスペックですが、20代後半女性、体力中程度、普段は軽く運動はしますが、特定のスポーツはしていない、これまで登った主な山は、唐松岳(北アルプス)、仙丈ケ岳(南アルプス)、宮之浦岳(屋久島)
といった感じです。今回は同じく20代女性の友人と、2人での山行です。
今回登った山のプロフィール
① 常念岳(じょうねんだけ)
北アルプス南部に位置する山。常念山脈の主峰で、安曇野方面から見ると、見事なピラミッド型の山容が特徴的。
標高:2,587m
② 大天井岳(おてんしょうだけ)
常念山脈の最高峰で、周辺はライチョウの生息地として有名。本当にライチョウに会えた!
標高:2,922m
③ 燕岳(つばくろだけ)
常念山脈北部に位置する花崗岩の山で、山小屋の「燕山荘」(えんざんそう)は大変人気の山小屋。
標高:2,763m
今回は①②③の順で縦走しました。総歩行距離はおよそ24kmです。テント背負っていたので、結構疲れた・・・。もっとトレーニングせねば!
常念岳の一ノ沢登山口までのアクセス
常念岳の一ノ沢登山口には駐車場がありません。
登山口から徒歩20分ほどの所に50台ほどの駐車場があるようですが、今回は登山口に直通の高速バス「毎日あるぺん号」を利用しました。
夜間に東京の竹橋から出発し、翌朝の早朝に登山口に到着します。
山小屋などでの宿泊とバスがセットになったプランもありますが、今回はテント泊なので往復バスのみで予約しました。
バス内で重宝したもの
私はこの手のバスに乗ったのは初めてだったのですが、持って行ってよかったものは
アイマスクと耳栓です。
慣れない環境で、思ったよりも外の光や他のお客さんのイビキなどが気になるものでしたので、
どちらもとても重宝しました。
また、冷房は暑い人がいるとのことで弱めてもらえなかったので、
寒がりな人は少し余分に上着などを手元に用意しておくことをおすすめします。
私は上着を用意していましたが、それでも寒くて、正直良く眠れませんでした・・・
1日目の山行記録
一ノ沢登山口に到着し、朝食や身支度を開始!すでに空気が最高に清々しい!!
ああ、早朝の登山開始前って、なんでこんなにトキメクのかしら。
森のかほり〜〜眠気も吹っ飛ぶ〜〜〜
お手洗いと水場がありますので、利用して
そして、登山届を忘れずに出しましょう!(今回はオンラインで事前に提出済み。)
軽く準備体操をしたら、いよいよ登山開始です。
わっくわくのドッキドキ。どんな素晴らしい光景に出会えるかなあ!
5:25 一ノ沢登山口(標高1,320m)を出発
5:40 山ノ神さまの鳥居。山行の無事をお祈りします。
6:50 王滝
9:00 胸突八丁 (標高2,090m)だいぶ登って来ました。
見上げればお花畑!写真だとわかりにくいのですが、たっくさんお花が咲いていました!
綺麗なつめたい水も流れていて、最高です!
胸突八丁から30分ほどの地点に、常念小屋までの道のりでの最終水場があります。
小屋でも水や飲み物の販売はありますが、ここでできるだけ汲んでいきましょう。
写真は撮り忘れてしまいましたが、「最終水場」という看板がありますよ。
第3ベンチ付近。ホシガラスが何やら盛んに喋っていました。シルエットがカッコイイ。
そしてついに
10:55 常念小屋到着!ふ〜!!最高の景色!!
写真撮ったり花を愛でたりとのんびりしたので、少し遅めの到着でした。
テント場の受付を済ませ、設営しに行くと、「荷揚げヘリが到着するのでちょっと待っててね〜」とのこと。面白そうなので見学しました。あのようにヘリが来てくれるから、小屋で美味しいご飯がいただけるんですね。ありがとうございます!
ヘリコプターが去ったので、テントを設営します。実は私、ペグを打つフィールドでは初のテント設営でした。石でペグを打った瞬間、手のひらを石で負傷。軽い出血で済みましたが。
おバカ・・・。石を使う際には、必ず手袋をしましょうね。
設営が完了したので、常念岳山頂にアタックする前に小屋で腹ごしらえをします!とっても空腹で、写真を撮る間も無く完食してしまいました。大変美味しいカレーライス、ごちそうさまでした!
13:45 山頂へ出発。
不要なものはテントに置いていきますが、貴重品はしっかりと持ちます。身軽で嬉しい!体が軽い〜!!
15:20 常念岳山頂到着(標高2,857m)
ガスってしまいあまり展望はありませんでしたが、知らないおじさまたちと話が弾み、
山頂でのんびりしてしまいました。わざわざこんなに高いところまで登ってくる物好き同士ですから、知らない人でも話しやすいのですよね。
このような出会いもまた、山の面白いところです。
16:30 テントに戻る。夕食。お昼にカレーライスを食べましたが、夜もカレーです!水やガスは貴重ですので、頭を使って無駄なく調理!
今回は・・・カップスープ、α米、食後の紅茶に使う分だけお湯を沸かし、沸いたところでα米を戻します。残ったお湯でレトルトのカレーを温め、温まったら残りのお湯を利用してカップスープと紅茶を作りました。
この時点でかなり気温が下がっており、鼻を垂らしながらの食事となりました。寒いけれど景色があまりに素晴らしく、テントに入ってしまうのがもったいなかったのです。
だって、これですもの・・・
なんて美しいの・・・
槍ヶ岳のシルエットがかわいい(笑)
19:00 就寝準備。
周辺が団体の学生さんたちで、賑やかなことに少し不安を覚えつつ身支度をします。
19:30 就寝。しばらくたってもやはり周りの学生さんが賑やか。
山の朝は早く、したがって夜も早いです。明確に何時とは決まってはいませんが、周りの人が就寝したら極力静かに過ごすようにしたいですよね。
自分では気にならなくとも、周りには結構大きな音がしているもので。ビニール袋のガサガサ音など、特にね・・・。私も気をつけようと思いました。
まあでも、疲れていたのですぐに眠っちゃいましたが(笑)
テント場で重宝したもの
耳栓、アイマスク、紐を通し首にかけられるようにしたトイレットペーパー
最初の2点はバスの中と同じく、ですが、
この「紐通しトイレットペーパー」は絶対にあったほうが良いです!
テント場のお手洗いは仮設のようなものがほとんどで、ペーパーを持ち込んでも置く場所に困る状況が多々あります(主に衛生上の問題)。
そんな時も、首から下げていれば安心して使うことができとっても快適です!
両手も空くし使い勝手が最高なので、ぜひ持って行ってください!私は半分ほど使用したペーパーの芯を抜き、潰してかさばらないようにして持参しましたよ。紐は麻ひもを通しました。
お試しあれ!
小屋で重宝したもの
飲食物や山小屋バッジなどを購入する際、なるべくお釣りが出ないようにすると良いので、
小さな買い物用に、多少の小銭や千円札を持っていくと良いです。
また、財布はかさばらないものがおすすめです。私は百均で購入したチャック付きの小さなポーチを山での財布にしていますが、軽くて非常に便利です。ガシガシ使えるし。
2日目3日目はコチラに続きます。
ウェアなどの登山用品はカリマーがおすすめです!私も愛用中です。下のバナーからどうぞ。
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